創業明治二十年尾鷲わっぱ・漆器製造販売『ぬし熊』

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ぬし熊の歴史

暮らしと共に

明治二十年、初代熊市の創業より受け継がれてきた伝統技法「尾鷲わっぱ」は、多くの人々の生活を見守ってきました。
妥協を許さず、全四十五の行程を経て仕上げられる「ぬし熊」の漆器は、四代目ぬし熊の手によって熟成され、現在も尚多くの人々に愛されています。

手にした方の満足度、長く使い込むほどに深くなる趣。
古くより良質のヒノキの産地である尾鷲。
その尾鷲産の厳選されたヒノキのみを使用し、木地から塗りまでをたった一人の手で一つ一つ丁寧に作られているからこそ手にした者を魅了します。

皆様の笑顔と満足のために

元来、山で働く人々の生活の一部として活躍してきた「尾鷲わっぱ」。
重労働の合間のお昼時に、山の男達が「わっぱ弁当」を広げ、一時の安らぎを楽しむ・・・。

家庭では親から子へと受け継がれ、100年も使用できるほど丈夫な「尾鷲わっぱ」。
人工的な素材では決して味わうことの出来ない「温もり」と「愛情」は、天然素材ならではのものです。

四代目ぬし熊はより多くの方に愛されるために、伝統を守りつつも現在の暮らしにマッチする新しい漆器の創作にも取り組んでおります。

レンジ対応

最近ではジャーに入れたままのご飯がパサパサになる、黄色く変色する、味がおちるなどとどうしても避けられない問題があります。ぬし熊4代目の妻である私も、長い間主婦をしてきてノーマルなおひつを(非レンジ)をつかっていました。 窯でお米をたいて炊きたてを食べ、残りはお櫃に入れて、さめたご飯を茶碗に移しレンジにかけていました。いつもお櫃が「チン」出来たらいいな~と思っていました。

混ざり物のない漆は熱に強いものだ!と主人から聞いていたので、「壊れてもいいや!」と思いレンジで「チン!」してみました。そうすると、お櫃は陶器みたいに熱が伝わらず少し温かいかなくらいの手の感触でした。蓋をあけてみるとものすごい湯気がでてご飯も熱々でした。しかもお櫃になんの変化もなく、まるで炊きたてのように美味しくいただきました。(2000年頃)

そして同じお櫃を2年間毎日レンジに入れ試した結果、販売することになったのです。これはまさに、自然から生まれた素材ばかりを使い科学的材料はいっさい使用せず、木地から塗りまで一人の手で、丹念につくっているからこそだと思います。ただ、一人だけの手作業のため大量生産が不可能で、お客様にはいつもお待たせをしている次第です。漆塗りお櫃も何年か使っていると漆がはげてきます。(使い方によって異なります)白木の部分が見えてきたら塗り替えをおすすめします。お米本来の味を引き出してくれる尾鷲わっぱのお櫃は私たち夫婦自信をもっておすすめしたいレンジ対応漆器です。

  • ・使用しているヒノキ、本漆は殺菌作用があります。
  • ・また、ヒノキは柱につかわれるほど丈夫な木です。
  • 丈夫といっても自然のものです。多少のゆがみ、隙間が生じる場合もありますが、そのときは半日ほど水につけて置いておいてください。
  • ・尾鷲地方は大変雨が多く、他地方に比べて木目が細かく大変美しい木目です。(木目を生かした製法です)

これらの良い特徴が重なり、より良い『尾鷲わっぱ』お櫃ができあがりました。